富士吉田の小中学校 120人余アレルギー症状 給食が原因か

25日、富士吉田市の小中学校11校で児童や生徒あわせて120人あまりがのどの痛みや目のかゆみなどのアレルギー症状を発症しました。
市は給食で出されたびわが原因とみて調べています。

富士吉田市の学校給食センターによりますと、25日、市内にある公立小学校や中学校11校でセンターが提供した給食を食べた児童や生徒あわせて126人がのどの痛みや目のかゆみなどのアレルギー症状を発症しました。
このうち3人はじんましんや腹痛の症状もあったため、近くの病院で治療を受け、1人が入院したということですが、いずれも命に別状はないということです。
給食センターは、市内の公立の小中学校や保育園に原則、同じメニューの給食を提供していて、25日はパントマト味の煮込み料理サラダコーンポタージュそしてびわだったということです。
センターは子どもの食物アレルギーに対応した給食を提供しているということですが、25日は、びわを除いて同じメニューを提供していた保育園でアレルギーの症状が出なかったことや、びわについてはアレルギーに関する対応をしていなかったことなどから、びわがアレルギー症状の原因と見て調べています。
富士吉田市教育委員会の渡邊治男教育長は「児童や生徒ならびにその保護者の皆さまに多大なるご心配とご迷惑をおかけしたことを深くおわびします。今後も細心の注意を払い、よりいっそうの安心で安全な学校給食を提供して参ります」とコメントしています。