富士川町 「ふるさと納税」2億円余 過去最高額を更新へ

昨年度、ふるさと納税で富士川町に寄せられた寄付は2億円余りに上り、制度が始まって以降の最高額を更新する見通しです。

富士川町によりますと、昨年度、寄せられたふるさと納税の総額は2億250万円余りに上る見込みです。
前の年度と比べて2倍に増加し、平成27年度に制度が始まって以降の最高額を更新する見通しです。
寄付をした人への返礼品は、町で収穫したシャインマスカットが全体の6割余りを占め、町でとれた卵や、特産のはんこなども人気でした。
また、町内で進められたリニア中央新幹線のトンネル工事の掘削の際に出た石、「貫通石」も去年12月に返礼品に加えられ、およそ60個分の寄付が集まったということです。
町は、寄付金額の増加についてまちづくり公社の設立によって民間の知見を取り入れたことなどがよい影響を生み出したのではないかと分析しています。
先月の定例会見で望月利樹町長は「今後、地域の特産品や観光コンテンツなども返礼品に加えて寄付額をさらに伸ばしたい。集まった寄付はハード面の整備だけでなく、子育て支援や貧困対策、学習支援などにも活用していく」と話していました。