認定看護師教育の県立大で開講式 認知症患者看護の教育課程

県内で唯一、より専門的な知識や技能を身につけた看護師「認定看護師」になるための専門教育を行っている山梨県立大学で、認知症の患者の看護を学ぶ教育課程の開講式が行われました。

山梨県立大学では県内で唯一、より専門的な知識や技能を持つ看護師「認定看護師」の資格取得に向けた専門的な教育を行っています。
3日は、認知症の患者を看護する分野で「認定看護師」を目指す教育課程の開講式が行われ、県内外の病院や高齢者施設で働き、経験を積んできた新入生19人が参加しました。
式では、山梨県立大学の早川正幸学長が「立ち止まりながらしなやかに前進できる柔軟性とたくましさを備えて学んでください。教職員一同は皆さまの学びを全力で支援します」とあいさつしました。
そして新入生を代表して藤澤悟さんが「高い志を持った仲間と切さたく磨しながら日々精進していきます」と述べました。
学生たちは、ことし12月までの7か月間職場を離れ、座学や実習を通して認知症患者やその家族をケアするために必要な専門的な知識などを学ぶことに専念し、日本看護協会が来年度行う資格試験での合格を目指します。
新入生の南アルプス市の堀内崇史さんは「認知症の人が安心して生活できるような支援について懸命に勉強していきたい」と話していました。