富士山撮影による無断駐車対策で駐車場開設 山梨 富士吉田

商店街の先にそびえる富士山を撮影しようと訪れる外国人観光客らによる無断駐車が後を絶たないことから、山梨県富士吉田市は人気となっている市内の交差点の近くに新たに駐車場を設け、1日から営業を始めました。

富士吉田市の「本町二丁目交差点」は、商店街の町並みの先にそびえる富士山の写真が撮影できるとSNSで話題になったことから、多い時には一日およそ5000人の外国人観光客などが訪れています。
しかし、周辺には駐車場がほとんどなく、車で訪れた観光客が周辺の店の駐車場に無断で車を止めるなどの行為が後を絶たないことから、市は交差点の近くに新たに駐車場を設けました。
1日は記念の式典が開かれ、堀内茂市長らがテープカットをして、開設を祝いました。
新しい駐車場には普通乗用車27台が駐車でき、トイレや休憩ができるベンチなども設けられています。
堀内市長は、「オーバーツーリズムによる弊害が顕著に現れているので、観光客と受け入れる地元の双方が互いに努力することが大事だと思う」と話していました。