昭和町 町内の大型商業施設を危険な暑さしのげる場所に指定へ

「熱中症特別警戒アラート」の運用が始まったことを受けて、昭和町は町内の大型商業施設を、危険な暑さをしのげる場所「クーリングシェルター」に指定することを決め、30日、協定の調印式が行われました。

環境省は、健康に重大な被害が生じるおそれがある暑さが予測された場合に、「熱中症警戒アラート」の一段上に位置づけられる「熱中症特別警戒アラート」を発表する運用を始めています。
特別警戒アラートが発表された場合、自治体には公共や民間の冷房が効いた施設を「クーリングシェルター」として無料で開放することが求められています。
これを受けて昭和町はきょう、町内で1か所目の「クーリングシェルター」として大型商業施設「イオンモール甲府昭和」を指定するための協定を結びました。
協定では、「熱中症特別警戒アラート」が発表された場合、空調設備が整っている施設内の共用スペースが開放されることになり、施設の担当者によりますと1300人余りが、いすなどに座って休むことができるようになるということです。
昭和町の塩沢浩町長は「近年の猛暑で熱中症による救急搬送も年々、増加しているという報告も受けており、熱中症にならないためにも休む場所を確保しなければならない。日中の暑いときにはとにかく涼しい場所にいてもらいたい」と話していました。