ぶどう「摘粒」作業効率的に AIスマホアプリ公開 山梨大学

生育中のぶどうの房から実を間引く「摘粒」の作業を効率的に行おうと、山梨大学の研究グループが開発を進めてきた、AI=人工知能を使って実の数を推定するスマートフォンアプリのテスト版の無償公開が、30日から始まりました。

テスト版の無償公開が始まったのは、情報科学が専門で山梨大学の茅暁陽理事などの研究グループが開発したスマートフォンアプリ「粒羅」です。
ぶどうは、大きく成長する前によけいな実を間引く「摘粒」の作業が行われますが、品種ごとに残す実の数の目安があり、生産者は数を数えながら作業を進める必要があります。
今回のアプリはぶどうの画像をもとに、房全体の実の数を瞬時に推定することで作業の効率化が期待されていて、iOS版とアンドロイド版の2種類が公開されています。
テスト版を使うことができるのは来年3月までで、研究グループはテスト版を通じて、さまざまな環境のぶどうの画像を集めてシステムの精度向上を図るほか、利用者から寄せられた意見などをもとに改良を進め、アプリの製品化を目指すことにしています。
茅理事は、「新たな“スマート農業”の形を取り入れることで、生産者の高齢化に対応し、若者がやってみたくなるような農業にしていきたい」と話していました。