働くベトナム人を対象 山梨県など整備の新保険制度の説明会

人手不足の解消に向け、県内で働くベトナム人を対象に県などが整備した母国で暮らす家族の医療費を補助する新しい保険制度についての説明会が開かれました。

県内で働くベトナム人を対象に母国の家族が体調を崩した際の医療費などを補助する新しい保険制度は、企業の人手不足の解消につなげようと県などが整備し、来月から加入の受け付けが始まります。
24日は、保険制度への理解を深める説明会がオンラインで開かれ、県内でベトナム人を雇用する企業20社余りが参加しました。
この中で、実際に保険サービスを提供するベトナム企業の担当者は公的な医療支援を補完するため現地では民間の保険も活用されていることや、県内で働くベトナム人が保険に加入することで、母国の両親や配偶者などはすべての医療機関を実質1割の負担で利用できることを説明しました。
その後、県の担当者が保険加入の対象は適正な労働環境作りに取り組む県内企業で働くベトナム人で、一定の保険料を助成した企業には県から補助金が交付されると説明していました。
県男女共同参画・外国人活躍推進課の入倉由紀子課長は「人手不足の解消に向けてベトナム人が安心して働ける環境作りを進めたい」と話していました。