山梨県警が要人警護の技術向上訓練 笛吹

安倍元総理大臣が銃撃された事件などを受けて、全国の警察で要人警護の体制が強化される中、警護技術の向上を目指す訓練が笛吹市で行われました。

笛吹市で23日行われた訓練には、警護員を目指す警察官などおよそ70人が参加しました。
はじめに要人が乗った車を警護する訓練が行われ、一般の車両が近づいてくると警護員が「警備実施中です止まってください」と呼びかけながら、車の窓から身を乗り出して制止していました。
また、街頭演説を想定した訓練も行われ、訪れた人たちの荷物を金属探知機を使って調べたあと、演説会場に誘導する手順を確認していました。
県警察本部はおととし7月、安倍元総理大臣が銃撃された事件を受けて、去年から警備2課に「警衛・警護室」を新たに設け、要人警護の体制強化を図っています。
今回の訓練を企画した、笛吹警察署の窪田英雅警備課長は、「要人警護で持ち物検査などを行うためご不便をおかけすることがありますが、県民の皆様に協力していただき、要人警護を完遂していきたい」と話していました。