山梨県内有数の産地でぶどうの「房作り」始まる 甲州

県内有数のぶどうの産地甲州市では、ぶどうの実に栄養を行き渡らせるため、余分な実を摘み取る「房作り」の作業が始まっています。

ぶどうの栽培では、1粒1粒の実に栄養を十分に行き渡らせるため、房から余分な実を摘み取る「房作り」と呼ばれる作業が行われます。
甲州市の観光農園では、シャインマスカットなどおよそ20種類のぶどうを育てていて、5日ほど前から房作りが本格的に始まりました。
広さ70アールの農園では23日も朝から作業が行われ、1ミリから2ミリほどの小さな実をはさみで手際よく切り落とし、房の先端部分に100粒ほどの実を残して形を整えていました。
勝沼グレパークの岩森寛人園主は、「大変ですが、1房1房丁寧な作業を心がけています。誰もがおいしいと感じるようなぶどうを育てたいです」と話していました。
この観光農園では、房作りの作業が今月いっぱい行われ、7月下旬ごろからぶどう狩りが楽しめるということで、ことしは例年並みの12トンの収穫を見込んでいます。