“ロマンス詐欺“を未然に防ぐ 韮崎の銀行の職員に感謝状

SNSを通じて恋愛感情を抱かせ、現金をだまし取るロマンス詐欺の被害を未然に防いだ韮崎市の銀行の職員に警察から感謝状が贈られました。

感謝状が贈られたのは、山梨中央銀行韮崎支店の職員、雨宮愛梨亜さんです。
警察によりますと、先月1日、甲斐市に住む40代の男性がSNSで知り合った女性から「今後あなたと一緒になりたい。お金を稼ぐために投資をしよう」と話を持ちかけられたということです。
男性は、指定された口座に200万円を振り込もうと銀行を訪れ、男性の様子やSNSでのやりとりの画面を不審に感じた雨宮さんは警察に通報し、被害を未然に防ぎました。
雨宮さんは、「金額が大きかったことに加え、振り込みの方法が絵文字を交えてわかりやすく書かれていて、普通の振り込みの案内とは違った感じがしたので、詐欺かもしれないと思いました。今回は被害を未然に防げてよかったです」と話していました。
警察によりますと、県内ではロマンス詐欺の被害が相次いでいて、ことしに入ってから先月末までに7件確認されていて被害金額はおよそ1億1200万円に上っています。
警察は、SNSで知り合った人から投資の勧誘やグループチャットへの招待があった場合はロマンス詐欺を疑うようにしてほしいと呼びかけています。