リニア 静岡県の専門部会 県境付近のボーリング調査を容認

リニア中央新幹線の工事の静岡県内への影響を議論する、静岡県の専門部会が、川勝前知事の退任後初めて開かれ、これまで静岡県内の地下水が山梨県に流出する可能性を主張して県が認めず、JR東海に中止を求めていた県境付近でのボーリング調査を容認しました。

リニア中央新幹線の工事の静岡県内への影響を議論する静岡県の専門部会は、川勝前知事が今月9日いっぱいで退任したあと初めて、13日開かれました。
この中で、まず、JR東海の担当者が、機械のメンテナンスのため中断している山梨県内でのボーリング調査について、今月20日から再開すると説明しました。
さらに、静岡県内の地下水が山梨県に流出する可能性を主張してこれまで川勝前知事が認めず、JR東海に中止を求めていた、県境から山梨県側におよそ300メートル以内の掘削についても実施する計画案を示しました。
これについて、出席した部会の委員からは、「一般の県民にもわかりやすい説明をしてほしい」などの指摘は出たものの、特に反対意見は出ず、部会として容認しました。
これを受けて、静岡県は、大井川の流域の自治体でつくる利水協議会などの意見も確認したうえで、JR東海のボーリング調査を容認するかどうか判断することにしています。
静岡県の森副知事は、終了後、取材に応じ、「利水協議会などの意向は速やかに確認していく。結論は次の知事が出すことになると思う」と話していました。