日蓮宗の総本山 身延山久遠寺 新しい法主の就任式典

身延町にある日蓮宗の総本山、身延山久遠寺でことし1月に亡くなった法主のあとを継いだ、新しい法主の就任式典が行われました。

第92世法主の内野日総氏がことし1月に亡くなったことに伴い、新たに第93世の法主に就いたのは、持田日勇氏です。
7日は身延町にある身延山久遠寺で、新たな法主の就任の式典「晋山式」が行われました。
午後からの「晋山式」に先立ち、午前中には三門で新たな法主が就任のために久遠寺に到着したことを告げる法要が行われましたが、雨のため、予定されていた入山行列などの行事は中止となりました。
そして午後2時からの「晋山式」は、全国から集まった信徒などでいっぱいになった本堂に雅楽の演奏が流れ、厳かな雰囲気で始まりました。
僧侶たちの読経のあと、法主を継承する文書「継承譜」に持田法主が署名し、新たに就任したことを告げる「奉告文」が読み上げられる儀式が執り行われ、本堂に集まった人たちは手を合わせ、静かに見守っていました。