山梨中央銀行 当座預金口座の新規開設取りやめへ

山梨中央銀行は、紙の手形や小切手の発行などに使われる当座預金口座について、新たな開設をことし6月いっぱいで取りやめます。
取引の電子化を進める国などの方針を受けたもので、今後は電子決済サービスなどの利用を呼びかけたいとしています。

国や全国銀行協会は、企業間の決済手段などとして長年使われてきた、紙の手形や小切手による取引を電子化する方針です。
これを受けて、山梨中央銀行は、紙の手形や小切手の発行などに使われる当座預金口座について、新規の開設をことし6月いっぱいで取りやめることを決めました。
開設済みの当座預金口座は引き続き利用することができますが、紙の手形や小切手を持つ人が、金融機関の窓口で現金化する「取り立て」の手続きは、2027年4月以降の期日について受け付けができなくなるということです。
山梨中央銀行は、取引を電子化することで、事務手続きの省力化や手形・小切手の管理コストの削減、それに紛失・盗難リスクの回避といった利点があるとしていて、顧客に対して電子決済サービスやインターネットバンキングなどの利用を呼びかけたいとしています。