富士急行線 三つ峠駅リニューアル完了で式典 西桂町

西桂町にある富士急行線の三つ峠駅がリニューアルし、1日、工事の完了を祝う式典が行われました。

西桂町にある富士急行線の三つ峠駅の駅舎は、昭和4年の鉄道開業時から使われてきましたが、富士急行のグループ会社と町が協力して去年10月から先月にかけて、駅舎の一部を建て替えるなどの工事が行われ1日、工事の完了を祝う式典が行われました。
リニューアルでは、待合室はもとの建物を生かしつつ、県産のスギ材などを使った内装に一新し、観光案内用のカウンターを新たに設置したほか、駅舎の一部を建て替える形で、町民や乗客が利用できる休憩施設が設置されました。
施設は線路側に窓が設けられ、列車が行き交う様子を見ながらくつろぐことができるようになっていて、式典に出席した人たちが眺めを楽しんでいました。
内装のデザインを手がけた東京造形大学大学院の学生、菊地勇太さんは「駅舎に来たときに、子どもたちが飲み物を飲んだり、お年寄りは世間話をしたりとゆっくり時間が流れていて、素敵だなと感じました。地元の人に今までと同様に使ってもらうとともに、観光客との交流も生まれればと思います」と話していました。
西桂町では新しい町の庁舎も完成したばかりで、今月11日には駅舎と庁舎の両方を町民にお披露目するイベントを開くということです。