リニア中央新幹線ボーリング調査 長崎知事”早期の再開を”

リニア中央新幹線の山梨県内で行われているボーリング調査が機械のメンテナンスで中断していることについて長崎知事は「一刻も早く調査して事業を進めてもらいたい」と述べ、JR東海に対し早期の調査再開を求めました。

リニア中央新幹線の県内のボーリング調査は去年2月から始まり、静岡県との県境から山梨県側におよそ459メートルの地点まで掘削が進みましたが、去年10月から機械のメンテナンスのため中断されています。
これについて長崎知事は25日の記者会見で「一刻も早くしていただきたい。いつまでメンテナンスをしているのか、これ以上長引かせるのは事業主体としての本気度も疑う」と述べました。
また、調査をめぐっては静岡県が県内の地下水が山梨県に流出する可能性を主張し、県境から山梨県側におよそ300メートルの区間の掘削中止を求めていますが、長崎知事は「引き続き、断固として受け入れられない」と述べ、ボーリング調査は今後の工事を進めるために欠かせない事業だという考えを重ねて示しました。
そして「一刻も早く調査し、事業を進め、少なくとも山梨県内においてやるべきことはやっていただきたい」と述べ、JR東海に対し早期の調査再開を求めました。