道志村 コンビニを誘致へ 土地や店舗建設に関わる費用を負担

過疎地など、商店が少ない地域で買い物に困る人への対策が課題となるなか、道志村は土地や店舗の建設に関わる費用を負担するなどして、コンビニを誘致することになりました。

道志村にはコンビニやスーパーがないため、隣の都留市や富士吉田市まで日用品などを買いに行く人もいて、買い物に困ることが少なくないということです。
こうしたなか、道志村は日常の買い物について村民の利便性を向上させようと、土地の無償提供や店舗の建設費の補助を行ってコンビニを誘致することになり、この事業に関連するおよそ1億2000万円の予算を今年度予算に盛り込みました。
新たな店舗は今年度中のオープンを目指していて、進出するコンビニチェーンや場所については、今後、調整するとしています。
コンビニチェーン大手3社によりますと、今回のように自治体から進出に関する費用の補助を受けて出店するケースは県内ではほかに例がないということです。
また、村には公共交通機関が少ないため、自家用車がないと買い物に行くのが不便だという声があることから、移動販売車が村内を回ってコンビニの商品を販売することも検討しています。
道志村のふるさと振興課は「生活インフラとしての機能が高まっているコンビニの出店で村民の負担を軽減させたい」としています。