珍しい形をした藤棚が見頃 笛吹 山梨岡神社

笛吹市の神社では、珍しい形をした藤棚が見頃を迎え、境内に甘い香りを漂わせています。

笛吹市春日居町にある山梨岡神社の境内には、樹齢200年以上といわれ市の天然記念物になっている藤の木があり、毎年桜の季節が終わると藤棚いっぱいに紫色の花を咲かせています。
この神社の藤は、通常頭の上を覆うようにある藤棚に加え、つるの一部が電柱をつたって高さが13メートルほどにまで伸びた珍しい姿になっているのが特徴です。
藤の花は、今月中旬から咲きはじめたということで、訪れた人たちは、見頃を迎えた藤の花の写真を撮ったり、藤棚を包む甘い香りを楽しんでいました。
東京都から友人たちと訪れた50代の女性は、「駅でたまたま紹介されて来てみたらすごいきれいでびっくりしました。ほんとすてきな藤の花です」と話していました。
山梨岡神社の中村司宮司は、「この藤の花は地域の方に愛されているシンボルとして長く存在しています。今後もきれいに咲き誇り、皆さんの心に残るように藤の花が長く継続して咲くようにしていきたい」と話していました。
山梨岡神社の藤の花は、今週末ごろまで楽しめるということです。