富士山一望の展望テラスに観光客増へ 新たな施設完成 笛吹

富士山を一望できる笛吹市の展望テラスへ多くの観光客に訪れてもらおうと、市が山の中腹の駐車場に整備を進めてきた観光施設が完成し、23日、お披露目されました。

「FUJIYAMA ツインテラス」は、笛吹市が標高およそ1600メートルの新道峠に整備した展望テラスで、晴れた日には富士山やふもとの湖などを一望できる観光スポットとして知られています。
市は展望テラスを訪れる観光客を増やそうと、山の中腹にある「すずらん群生地」の駐車場に新しい観光施設の整備を進め、完成した施設が23日、お披露目されました。
施設はウッドデッキとトレーラーハウスで作られ、地元の特産品や富士山にちなんだ土産物などを扱う店のほか、「ほうとう」の麺にラーメンのスープを組み合わせた、笛吹市のご当地グルメ「ラーほー」などを提供するカフェも設けられています。
このほか、国内外の観光客を迎えようと英語や中国語などでも対応する観光案内所も設けられるということで、展望テラスへのことしの来場者数は、去年より3万人ほど多い5万人を目指しているということです。
笛吹市観光商工課の角田一満課長は、「地域の雰囲気にマッチした素敵な施設ができました。富士山周辺から多くの外国人観光客に訪れてもらうとともに、笛吹市や甲府市へと向かう観光客の拠点となるような施設になればと思います」と話していました。
この観光施設は25日オープンする予定で、この日から駐車場と展望テラスを結ぶシャトルバスの運行も始まります。