山梨県内の出生率 5年間平均で1.46 前回調査よりも低下

女性1人が一生に出産する子どもの数を示した県内の出生率は、5年間の平均で1.46で、前回の調査よりも0.03ポイント低くなりましたが、市川三郷町など9の市町村では前回を上回りました。

女性1人が一生に出産する子どもの数を示した「合計特殊出生率」について、厚生労働省はおととしまでの5年間の平均値を調べました。
それによりますと県の平均は1.46で、前回の調査より0.03ポイント低くなりました。
なお、全国平均は1.33で、前回の調査よりも0.1ポイント低くなりました。
市町村別に見てみますと、出生率が最も高かったのは忍野村で1.91、次いで甲斐市が1.70、山中湖村が1.66などとなっています。
一方、最も低かったのは上野原市で1.07、次いで大月市で1.10、身延町と南部町で1.23などとなっています。
また、市川三郷町や富士吉田市、南アルプス市など9の市町村では、0.01ポイントから0.07ポイント前回より出生率が高くなった一方、甲府市や韮崎市など18の市町村で前回を下回り、最も低下したのは富士河口湖町で0.16ポイント下回りました。
県は今後、詳しい内容の分析をしたうえで人口減少対策をさらに進めていくとしています。