連休中の水難事故防止へ 警察の警備艇の出発式 河口湖

多くの人出が予想される大型連休中の水難事故を防ごうと、河口湖で警察の警備艇の出発式が行われました。

出発式は22日、富士河口湖町にある河口湖の湖畔で行われ、富士五湖を管轄する富士吉田警察署で警備艇の操縦などをする警察官およそ10人が出席しました。
そして、警察署の幹部から担当の警察官に船に掲げる旗が手渡されました。
このあと、桟橋に係留した警備艇「ふじざくら」に旗が取り付けられるとパトロールに出発し、岸に近い危険な場所に人がいないかなどを確認していました。
警察は、ボートや釣りなどのレジャーを楽しむ人の水難事故を防ぐため、多くの人出が見込まれる大型連休の期間中にもこうしたパトロールを続けることにしています。
去年、富士吉田警察署の管内では5件の水難事故が発生していて、先月には釣りをしていた50代の男性がボートから転落する事故も起きたということです。
富士吉田警察署の柴田貴裕地域課長は「外国人を含めた観光客が増加傾向なので、警備艇によるパトロールを強化していきたい。湖でのレジャー中は、ライフジャケットを必ず着用し、ルールを守ってほしい」と話していました。