富士五湖周辺を走る「ウルトラマラソン」4000人余が参加

富士五湖の周辺を最長で120キロ走るマラソン大会が21日開かれ、4000人余りのランナーが春の湖畔を駆け抜けました。

21日、富士五湖の周辺を会場に開かれた「チャレンジ富士五湖ウルトラマラソン」は、富士五湖すべての周りを走る120キロのコースをはじめ、62キロのコースなど4つの種目に分けて行われ、今回、国内外から4000人余りが参加しました。
このうち、富士五湖すべてを走るコースでは、まだ辺りが暗い午前4時に、およそ450人のランナーが富士吉田市の公園をスタートしました。
ランナーたちは夜明けとともに目の前に広がる雪化粧の富士山に桜、輝く湖面など春の景色を楽しみながらコースを駆け抜けました。
ゴールが近づき、観客から歓声が送られるなか、目標タイムや完走を目指すランナーたちは、苦しい表情を浮かべながら最後の力をふりしぼっていました。
120キロのコースを完走した埼玉県の男性は「未知の世界でしたが、ゴールできてよかったです。楽しかったです」と話し、100キロのコースを完走した京都府の女性は「何回も心が折れかけましたが、応援のおかげでゴールできて安どしています。山中湖から見た富士山がとてもきれいでした」と話していました。