地元の小学生らが森林と水の大切さを学ぶ体験授業 山梨

山梨市で、地元の小学生らが森林や水の大切さについて学ぶ体験授業が行われました。

山梨市牧丘町では、地元の里山を守っていこうと、市と大手日用品メーカーの「ライオン」、それに地元の森林組合などが協力して、3年前から森林の整備が行われています。
19日は、地元の子どもたちに森林や水の大切さについて学んでもらおうと、整備した森林で体験学習が行われ、八幡小学校の5年生やメーカーの社員など70人ほどが参加しました。
はじめに子どもたちは、落ち葉がたい肥となり豊かな里山になっていくことや森林の整備が進められることで森が水を蓄える力が高まり、水の安定的な確保につながっていくことなどを学びました。
そのあと、2つのグループに分かれて森林の中を歩き、たい肥となる落ち葉を集めたり、遊歩道に落ちている枝などを掃除したりしました。
体験学習に参加した児童は、「山に入るのは初めてでした。森林と水の関係を知り、これからも水を大切にしようと思いました」と話していました。
また、参加した社員は、「水がないと使えない製品を扱っていますが、山と水の関係をあまり知らなかったので、理解を深めるきっかけになりました」と話していました。