ひき逃げの疑いで出頭 “大丈夫だと言われその場離れた”

17日、南アルプス市で自転車の高校生に車で衝突して大けがをさせ、走り去ったとして警察はひき逃げの疑いでドライバーの行方を追っていましたが、その後、出頭した会社員が「高校生に『大丈夫』と言われたのでその場を離れた」と説明していることが捜査関係者への取材で分かりました。
警察は、交通事故は必ず警察に通報するように呼びかけています。

17日の朝、南アルプス市の国道の交差点で、自転車に乗った高校2年の男子生徒(16)が、軽乗用車と出会い頭に衝突して鎖骨を折る大けがをしたものの、軽乗用車が走り去ったとして警察はひき逃げの疑いでドライバーの行方を捜査していました。
捜査関係者によりますと、18日、警察署に出頭した中央市に住む20代の会社員が「車を降りて男子生徒と話をしたところ、『大丈夫』と言われたのでその場を離れてしまった。報道などを見て自分のことだと思った」と説明しているということです。
警察はこの会社員が行方を追っていたドライバーとみて当時の詳しい状況を調べています。
道路交通法は交通事故が起きた場合、ドライバーに警察への申告義務を定めていて、警察はけが人の有無にかかわらず交通事故は必ず警察に通報するよう呼びかけています。