笛吹市の歴史展 旧石器時代〜明治時代 土器や土偶 文書など

現在の笛吹市の地域に人が住み始めた旧石器時代から、明治時代までの人々の暮らしや心情をうかがい知ることができる歴史展が開かれています。

笛吹市教育委員会が開いている歴史展には、旧石器時代から明治時代までの土器や土偶、それに古い文書や地図など、およそ200点が展示されています。
このうち、大原遺跡で発掘された土器は3世紀中頃から7世紀末の古墳時代のもので、いちばん小さいものは高さ5センチ、直径1.5センチほどで、形や大きさなどがバラバラで儀式で使われたものだということです。
また、国指定史跡の甲斐国分尼寺跡で出土した墨書土器は、器の底に「鬼食」「法寺」などと墨で書かれ、当時の人たちが健康や幸せを祈ったとされています。
笛吹市教育委員会文化財課の瀬田正明課長補佐は、「笛吹市は、古代以来、山梨・甲斐の国の中心的な所でした。甲斐の歴史を知る上で、笛吹市の歴史を知ることは、非常に大切なことだと思います」と話していました。
この歴史展は笛吹市の春日居郷土館で6月30日まで開かれています。

※休館日は毎週火曜日です。