大型連休 中央自動車道の混雑予測 JR新幹線など予約状況

大型連休中の中央自動車道の混雑予測を中日本高速道路が発表し、最長で下りは45キロ、上りは30キロの渋滞が起きる可能性があるとしています。

中日本高速道路は、今月26日・金曜日から来月6日・月曜日までの11日間について、中央自動車道の混雑予測を発表しました。
それによりますと、東京から山梨方面に向かう下り線は、相模湖インターチェンジ付近を先頭に、来月3日と来月4日のそれぞれ午前6時ごろをピークに最長45キロの渋滞が予測されています。
また、東京方面に向かう上り線は、小仏トンネル付近を先頭に、今月29日と来月5日のそれぞれ午後4時ごろをピークに最長30キロの渋滞が予測されています。
このほか多くの日で最長10キロ以上の渋滞が見込まれていて、中日本高速道路は「去年の大型連休は天候の悪化による出控えもあった。ことしは天候しだいで渋滞の回数が増える可能性がある」としています。
そして、事前に交通情報を確認して日程や出発時刻をずらすなど、できるだけ渋滞を避けて高速道路を利用してほしいと呼びかけています。

一方、JR東日本が新幹線や在来線特急列車の予約状況をまとめたところ、大型連休中の混雑のピークは下りが来月3日、上りは来月5日となっています。
このうち、「かいじ」や「あずさ」といった中央線特急列車の指定席は、今月10日の時点で、予約可能な44万席のうち10万席が予約済みで、予約された席数は去年の同じ時期に比べて2割ほど多いということです。
JR東日本では、去年の新型コロナウイルスの5類移行をきっかけとして、インバウンドを含めた旅行などの需要の高まりが続いているとして、「日時によっては満席の列車も出ている。できるだけピーク時を避けて移動することや、早めの予約をお願いしたい」としています。