甲州ワイン 15年間にわたる海外PR活動の報告会 甲府

山梨県特産の甲州ワインを15年間にわたって海外でPRしてきた活動を振り返る報告会が、甲府市で開かれました。

報告会を開いたのは、県内のワイナリーなどでつくる団体、「KOJ」=「KOSHU OF JAPAN」です。
「KOJ」は、国内で人口が減る中、海外にも販路を広げようと、2010年から主にイギリスでぶどうの品種「甲州」を使ったワインの試飲会などを開き、魅力をPRする活動に取り組んできました。
18日の報告会には、ワイナリーや行政の担当者などおよそ30人が参加し、実際にイギリスで活動をした「KOJ」のメンバーが、活動を始めた当初は甲州ワインが全く知られていなかったことや、輸出用に瓶の容量やラベルを変えるなどの工夫をしながら、甲州ワインを知ってもらうために、採算に合わない厳しい価格でも輸出を続けたことを振り返りました。
そのうえで現地で開いてきた試飲会で甲州ワインの評判が高まっていることから、世界中のワインが集まるイギリスで認知度を高めることが販路拡大につながることを強調しました。
「KOJ」の三澤茂計委員長は「イギリスでは、日本のお酒と言えば日本酒でしたが、活動を始めてから4年目で『ジャパニーズワイン』が認知されるようになりました。これからも活動を継続して、山梨ブランドをつくりあげたいです」と話していました。