手話通訳者などの試験に合格 4人に認定書交付式 県庁

聴覚障害のある人の支援に向けて県などが昨年度行った、「手話通訳者」と「要約筆記者」の認定試験に4人が合格し、16日、県庁で認定書が交付されました。

聴覚障害者の支援に向けて県などが昨年度行った認定試験では、都留市の志村歩さんと甲府市の喜多村あゆみさんが「手話通訳者」として、甲斐市の浅原千恵子さんと甲府市の佐野舞奈さんがパソコンを使った「要約筆記者」としてそれぞれ合格しました。
16日は認定書の交付式が県庁で行われ、県福祉保健部の井上弘之部長が「これまでの成果を生かして皆さんが今後、さまざまな場所で活躍することを期待します」とあいさつしました。
そして、県や甲府市の担当者から4人に、それぞれ認定書が手渡されました。
県によりますと4人は今後、聴覚障害者から要請があった際に、病院への付き添いや講演会などでの通訳のため派遣される予定で、今回を含め県内で認定された手話通訳者は134人、要約筆記者は43人になりました。
交付式のあと、手話通訳者の志村さんは「手話言語と音声言語の対等な共生社会を目指して頑張っていきたいです」と話していました。