山梨 笛吹 踏切で一時停止の徹底 ドライバーに呼びかけ

春の全国交通安全運動の最終日の15日、車が多く行き交う笛吹市の踏切でドライバーに一時停止の徹底などが呼びかけられました。

取り組みが行われたのは、笛吹市のJR春日居町駅に近い踏切です。
この踏切は2つの国道の間にあり、ふだんからトラックや観光バスなどを含む多くの車が行き交います。
15日は、JRの職員や警察官など合わせておよそ30人が踏切の手前で車を止めてドライバーに「一時停止をお願いします」と声をかけました。
そして、ドライバーに警報機が鳴ったら踏切に入らないことや踏切に閉じ込められた車などを見かけたら非常ボタンを押すことが書かれたクリアファイルなどを手渡しました。
呼びかけを受けたドライバーは、「警報機がなったら止まります。気をつけます」と話し、踏切の手前でしっかりと一時停止したあと左右をよく確認してから踏切を通過していました。
今月6日、群馬県高崎市の踏切では、小学4年生の女の子が列車にはねられる死亡事故が起きたほかJRによりますとこの踏切でも去年6月、遮断機が下り始めてから進入した車が棒と接触して折れる事故があったということです。
JR東日本甲府統括センターの中井利彦副長は「踏切の事故は、大きな事故につながるので、踏切の警報機が鳴ったら絶対に中には入らず、一時停止することを徹底していただきたい」と話していました。