山梨ジュエリーフェア始まる 甲府

山梨県で盛んな宝飾産業の発信や販路の拡大につなげようと、バイヤー向けの国際的な展示会「山梨ジュエリーフェア」が、10日から甲府市で始まりました。

山梨ジュエリーフェアは、県ジュエリー協会などが去年に続いて開催し、甲府市内の会場には県内を中心に145の宝飾業者が出展しています。
会場は初日から国内外のバイヤーでにぎわい、さっそく商談に臨む様子が見られました。
最近は中国などで真珠のジュエリーの需要が高まっているということで、真珠を中心に扱う甲府市内の宝飾メーカー「中込宝飾」の中込健会長は、「ジュエリーの売れ行きは中国景気の動向にも左右されるので、期待と心配の両方を抱えながら販売を行っています」と話していました。
また、色とりどりのカラーストーンを展示していた甲府市内の宝飾メーカー「光新」の営業担当、松本昂大さんは「カラーストーンの人気が高まっていて、展示している中では今月・4月の誕生石に加わったモルガナイトが人気です」と話していました。
展示会の実行委員長を務める、県ジュエリー協会の望月尚副理事長は「それぞれの会社が強みを生かしたデザインや素材を用意しています。去年よりもさらに盛り上がると期待しています」と話していました。
この展示会は、12日まで甲府市の「アイメッセ山梨」で開かれています。