中央道で大型トラックが軽乗用車に追突 幼児が意識不明の重体

4日朝、甲州市の中央自動車道のトンネルで大型トラックが軽乗用車に追突し、警察などによりますと軽乗用車に乗っていた2人が病院に運ばれてこのうち1歳くらいの男の子が意識不明の重体だということです。
警察は大型トラックのドライバーをその場で逮捕して当時の状況を調べています。

4日午前7時すぎ甲州市の中央自動車道上り線の笹子トンネルで大型トラックが軽乗用車に追突しました。
警察や消防によりますと、この事故で軽乗用車を運転していた女性と1歳くらいの男の子が体を強く打つなどして病院に搬送され、このうち、男の子は意識不明の重体だということです。
女性は意識があったということですが詳しいけがの程度はわかっていません。
これまでの調べでトンネルの中で停車中の乗用車にトラックが突っ込んだとみられ、警察はトラックのドライバーを過失運転傷害の疑いでその場で逮捕して当時の状況を調べています。
大型トラックのドライバーが勤務する会社によりますとトラックは、千葉県の営業所に戻る途中だったということで、ドライバーは事故の直後に電話で「トンネルの中でハザードランプをつけて止まっていた軽乗用車に追突してしまった」と連絡していたということです。
この事故の影響で、中央自動車道の上り線は勝沼インターチェンジと大月ジャンクションの間で一時、通行止めが続いていました。

午前11時ごろ、NHKのヘリコプターが現場付近の上空から撮影した映像では、白色の軽乗用車が運ばれ、後部座席の部分がつぶれるように壊れている様子が確認できます。