北杜市出資 経営破綻のアウトレットモール跡地にホテル建設へ

北杜市が出資し、去年、経営破綻したアウトレットモールの跡地について、高級ホテルなどを手がける名古屋市の企業が地権者から土地を借りてホテルを建設することになりました。

これは、3日、北杜市と地権者が記者会見をして明らかにしました。
北杜市では、市が旧小淵沢町の時代から出資してきたアウトレットモール、「八ヶ岳リゾートアウトレット」が売り上げ低迷のため去年6月に事業を停止し、運営会社の破産手続きを進めていて、市などが跡地の活用策を検討していました。
その結果、全国で会員制のリゾートホテルなどを手がける名古屋市の企業「リゾートトラスト」が、地権者から土地を借りて、現在ある建物を取り壊したうえで、ホテルを建設することになったということです。
ホテルは複数の低層の建物からなる計画で、市によりますと年内に着工し、2026年度中の開業を見込んでいるということです。
北杜市の上村英司市長は、「今回の進出は、地域経済の活性化と観光業の発展、そして市のさらなる発展に大きく寄与すると期待している。国内外の観光客にとって魅力的な場所になるよう発展させていきたい」と話していました。