大月市 独自の奨学金の授与式 看護師志望の大学進学予定者へ

すぐれた若い人材に役立ててもらおうと、大月市で長年続く高校3年生などに向けた奨学金制度の今年度の対象者が決まり、2日授与式が行われました。

元NECの会長で大月市名誉市民の小林宏治さんは生前、「市政にお役立てください」と1000万円を市に寄付し、これを原資にした奨学金制度は創設からおよそ40年がたちます。
奨学金は大月市に暮らし、県内の高校から大学に進学する高校3年生などを対象としています。
今年度の対象者には、県立都留高校出身で山梨大学医学部看護学科に進学予定の仲出川架さんが選ばれ、2日、大月市役所で授与式が行われました。
式では、仲出川さんに奨学金12万円の目録などが手渡されました。
大月市教育委員会の宇野誠教育長は「将来は看護師になって大月市に戻ってきてくれることを期待し奨学金を渡すことをうれしく思います」と話していました。
仲出川さんは「誰にでも明るく接することができて大月市の医療の発展に尽くせる看護師になりたいと思います」と話していました。