「新山梨環状道路」北部区間の一部 国交省が新規事業化を決定

甲府盆地を一巡する幹線として建設が進められている「新山梨環状道路」の事業化が進んでいなかった一部の区間について、国土交通省が今年度、予算配分することを発表し、事業化が決まりました。

「新山梨環状道路」は甲府市と周辺自治体との連絡を強化するために建設が進められている全長43キロメートルの幹線道路です。
このうち、北部区間の甲府市桜井から甲斐市牛句を結ぶおよそ10キロについては国が整備を請け負う予定で、県は早期事業化に向けて働きかけていました。
そしてこの区間の一部、甲府市の桜井と塚原の間の5.5キロについて、国土交通省は1日、新年度・令和6年度の予算で1億円を配分することを決定したと発表しました。
これにより整備に向けた調査が始まることになり、事業化されていない北部区間は甲府市塚原と甲斐市牛句までの4.5キロとなります。
長崎知事は、この決定について「大変喜ばしく思っている。引き続き、沿線自治体などと連携を図りながら1日も早い全線開通を目指して全力で取り組んでいく」とコメントしています。