「富士急グループ」では入社式 富士吉田

1日から新年度が始まり、富士吉田市の企業グループでは入社式が行われ、新入社員が社会人としての一歩を踏み出しました。

遊園地やホテル、鉄道などの事業を手がける富士吉田市の「富士急グループ」の入社式は1日午前、市内のホテルで行われ、今年度の新入社員のうち、90人が式に臨みました。
富士急行の堀内光一郎社長は「皆さんひとりひとりが世界に新しい価値を作り出す原動力です。先輩は大切にしてほしいですが、遠慮は無用です。積極的に前向きに頑張ってください」などと訓示を述べました。
これに対し、新入社員を代表して勝俣夏那さんは「グループの社員であることに誇りを持ち、その名に恥じないように日々精進します」と述べ、社会人としての決意を示しました。
グループによりますと、観光客が増加したことから、ホテル事業などでの採用が増え、今年度の新入社員は102人と、4年ぶりに100人を上回ったということです。
入社式を終えた男性の新入社員は「社会人としての1日が始まるので、緊張もありますが、自分自身が楽しみながら仕事をしていきたいです」と話していました。
「富士急グループ」の親会社にあたる「富士急行」では従業員の生活環境を維持し、優秀な人材を確保しようと、今年度の総合職の新入社員の初任給は、月額で1万2000円引き上げられ、23万円となっています。
初任給の引き上げは昨年度の月額1万7000円に続いて2年連続です。