去年の県内の自転車事故 4分の1に信号無視などの重大な違反

去年、県内で自転車に乗っていて交通事故にあった人は250人余りに上り、4分の1に信号無視や一時不停止といった重大な違反が確認されたことが警察への取材で分かりました。

自転車が関係する交通事故は全国で相次ぎ、政府は今月5日、悪質な交通違反に対して車やオートバイと同じように反則金の納付を求める、いわゆる「青切符」による取締りの導入を盛り込んだ道路交通法の改正案を閣議決定しました。
県内でも増加傾向がみられ、警察のまとめによりますと、去年、自転車に乗っていて交通事故にあった人は前の年と比べて29人多い269人に上りました。
警察が詳しく調べたところ、このうち「青切符」に該当する、信号無視や一時不停止といった重大な違反が全体の4分の1にあたる62人に確認されました。
政府は、いまの通常国会での道路交通法の改正を目指すことにしていて、改正されれば「青切符」の反則金制度は公布から2年以内に施行されます。
自転車が歩行者をはねて死亡させるケースも全国で起きていることから、警察は取締りの強化を進めるとともに交通ルールの徹底を呼びかけています。