笛吹市で東欧のモルドバワインの試飲会 山梨

世界最古のワイン産地の一つとされる東ヨーロッパのモルドバ共和国のワイナリーの関係者らが笛吹市を訪れ、日本への輸出強化に向けワインの試飲会を開きました。

笛吹市を訪れたのは、在日モルドバ共和国の特命全権大使とブドウ・ワイン協会のメンバーなど14人です。
はじめに、ドゥミトル・ソコラン特命全権大使が「モルドバ共和国は数千年に及ぶワイン産地で、今回の交流を通じて両国の産業の発展につなげたい」とあいさつし、笛吹市の山下政樹市長とワインなどを交換しました。
モルドバでは伝統を重んじながら人工知能=AIを活用したワイン造りが始まっていて、現在、ヨーロッパを中心に世界85か国にワインを輸出していて、今後、日本への輸出を強化するため東京に拠点を作るということです。
試飲会には笛吹市を中心に酒の販売店やホテルの関係者が参加し、モルドバのワイナリー経営者の話を聞きながらまだ珍しいモルドバワインの香りや味を楽しんでいました。
試飲した酒販売店の男性は、「初めて飲みましたが、とてもおいしいです。日本で好まれる味わいだと思います」と話していました。
ブドウ・ワイン協会のシュテファン・ヤマンディー会長は、「現在85か国にワインを輸出していますが、駐在員を置いて輸出するのは日本が初めてです。より多くの日本の人に楽しんでもらう機会を提供したい」と話していました。