着物の着付け技術など競うコンテスト 富士吉田

着物の着付けの技術や立ち居ふるまいの美しさなどを審査するコンテストが、山梨県富士吉田市で開かれました。

このコンテストは、着物の魅力を広く知ってもらう活動に取り組む団体が毎年開催していて、24日富士吉田市で開かれた「中部・東海大会」には、着付け教室に通う生徒などおよそ80人が出場しました。
コンテストは7つの部門で行われ、このうち「振袖の部」は鏡を見ずに帯を1人で締める技術や仕上がりの美しさ、それに立ち居ふるまいなどが審査対象で、出場者は舞台の上で帯を締め、全員で着付けが終わった姿を披露すると、会場から拍手が送られていました。
また、「子どもの部」では6歳から12歳までの子どもたちが緊張した様子で1人での着付けに取り組んでいました。
名古屋市から出場した10代の女性は「緊張しましたが、常に笑顔で早く着ることを意識しました。着ている着物の、茎が長く伸びて葉をつける『あおい』の柄と同じように、私もますます発展していきたいです」と話していました。
愛知県岡崎市から出場した12歳の女の子は「みんなが笑顔で着ているのを見て、私も笑顔で頑張ろうと思い、楽しむことができました」と話していました。
24日のコンテストのうち、6つの部門で上位に入賞した人は、ことし9月に東京で開かれる世界大会に出場するということです。