木材をたくさん使った町立中学校の新校舎が完成 身延町

身延町の町立身延中学校で木材がたくさん使われた新しい校舎が完成し、22日、しゅんこう式が行われました。

身延中学校ではこれまでの校舎の老朽化にともない、2年前から建設が進められていた新しい校舎などが完成しました。
22日は、体育館で望月幹也町長をはじめ、町や学校関係者などおよそ130人が出席してしゅんこう式が行われました。
新しい校舎は県産や町内産の木材がたくさん使われた木造一部鉄筋コンクリート造り2階建て、延べ床面積およそ4310平方メートルで、体育館や柔道場などを合わせると総工費は26億5600万円余りです。
玄関のホールには身延山久遠寺から寄贈された樹齢100年以上のスギの柱が6本あるほか、階段の手すりの側面はすりガラスの間に地元の西嶋和紙が入った造りになっています。
このほかにも教室や廊下の床や壁、それに天井に木材が使われていて木の香りが漂っています。
しゅんこう式のあと正面玄関前で生徒の代表も加わってテープカットが行われました。
望月町長は、「地元の木をふんだんに使いましたので、子供たちには誇りを持ってこの学校に通ってもらい、町に残って自分たちの子供も学ばせたくなるような校舎であってほしです」と話していました。
身延中学校の新しい校舎は新年度から供用が開始され、来月8日の入学式で58人の新入生を迎え、在校生と合わせて156人でスタートするということです。