山梨大学で卒業式 およそ1000人が新たな門出

山梨大学の卒業式が22日、甲府市で行われ、およそ1000人の卒業生が、就職や進学に向け、新たな門出を迎えました。

山梨大学の卒業式は、新型コロナウイルスの影響で出席者の制限やマスク着用の義務などがありましたが、ことしの卒業式は、5年ぶりにマスクの着用が任意になるなど、コロナ禍前と同様の形式で行われました。
式では、中村和彦学長が各学部の代表など8人に学位記などを手渡したあと式辞を述べ、「世界には、地政学的な紛争やエネルギー危機など多くの地球規模の課題がありますが、みなさんには、社会からの要請をしっかりと受け止め、真正面から挑戦してほしい」と卒業生を激励しました。
これに対して、工学部土木環境工学科の矢永彩乃さんが、「研究室や部活動で過ごした日々は、かけがえのない思い出となりました。利用するすべての人を守ることができる土木分野が大好きで、その一員として活躍できるよう精進します」と述べました。
式を終えた工学部の卒業生は、「大学生活は、サークル活動で仲のいい友達ができて思い出になりました。卒業後はゼネコンで施工管理の仕事をします。日本の基盤となる分野なのでみなさんの生活を良くするために頑張りたいです」と話していました。
大学院に進学する卒業生は、「半導体を主に研究します。太陽電池などいろいろな物に使われているので、どう応用できるか研究したいです」と話していました。