中央市 外国籍の児童 生徒に学習支援 日本語学べる場所提供

中央市は、外国籍の児童や生徒が増加傾向にあり学習支援のニーズが高まっているとして、今月から放課後に日本語を学ぶことができる場所を提供する事業を始めました。

この事業は、中央市が日本財団などの支援を受けて、外国籍の小学生と中学生を対象として始めたもので、21日は市内に暮らすブラジル国籍の小学生など5人ほどが市内の公共施設に集まり、元教員や通訳などのスタッフの助けを受けながら学校の宿題を済ませました。
宿題が終わると、子どもたちは友達どうしで好きな遊びや勉強などを日本語でインタビューしあい、その友達についてクイズを作るゲームを楽しんでいました。
中央市では、外国から家族とともに来日し県内の事業所で働く外国人が多く住んでいて、外国籍の児童・生徒は去年4月時点で167人と、これまでで最も多くなっています。
なかには、日本語で行われる学校の授業についていくのが難しい子どももいて、支援のニーズが高まっているということです。
参加した小学1年の女子児童は「インタビューは難しかったですが、楽しかったです」と話していました。
女子児童の父親で日系ブラジル人3世の男性は「家で日本語を教えるのは難しいので、助かります」と話していました。