関東甲信 山沿いを中心に大雪 大雪や高波に警戒を

低気圧と上空の寒気の影響で、関東甲信は非常に強い風が吹き、山沿いを中心に大雪となっています。
２０日夜遅くにかけては大気の非常に不安定な状態が続く見込みで、気象庁は大雪と高波に警戒し、強風や落雷、竜巻などの激しい突風に十分注意するよう呼びかけています。

気象庁によりますと、発達する低気圧の影響で関東甲信は沿岸部を中心に非常に強い風が吹いています最大瞬間風速は東京・伊豆諸島の三宅島で３０.９メートル、甲府市で２６.５メートル、東京の都心で２３.６メートル、横浜市で２３.３メートルなどとなっています。
関東の沿岸部や東京の伊豆諸島では２１日明け方にかけて非常に風が強く、２０日の最大風速は関東の海上と伊豆諸島で２３メートル、関東の陸上で２２メートル、最大瞬間風速はいずれも３５メートルと予想されています。
また、海上は波が高く、伊豆諸島では２１日の夕方まで大しけが続く見込みです。
また、上空にはこの時期としては強い寒気が流れ込んでいる影響で、長野県や関東北部の山沿いを中心に雪が続き、午後６時までの３時間に降った雪の量は、長野県信濃町で１２センチ、群馬県みなかみ町藤原で９センチなどとなっています。
長野県と関東北部では、２１日夕方にかけて山沿いを中心に大雪となる見込みで、２１日の夕方までの２４時間に降る雪の量は、いずれも多いところで関東北部と甲信で５０センチと予想されています。
また、関東甲信では２０日夜遅くにかけて大気の非常に不安定な状態が続く見込みです。
気象庁は大雪と高波に警戒するとともに強風や落雷、竜巻などの激しい突風に十分注意するよう呼びかけています。
また、急な強い雨やひょうにも注意が必要です。
急に冷たい風が吹くなど発達した積乱雲が近づく兆しがある場合には頑丈な建物の中に移動するなど安全を確保してください。