金峰山の古道を整備し新たな登山道として復活へ 甲府市

「日本百名山」のひとつ、金峰山の魅力を多くの人に知ってもらおうと、甲府市は新年度に古道を整備し、新たな登山道として復活させることになりました。

「日本百名山」の1つで、標高2599メートルの金峰山は甲府市で最も標高が高い山で、山頂にある五丈岩は、日本遺産に認定されている昇仙峡の構成要素です。
甲府市では、修験道の山として知られる金峰山の魅力をより多くの人に知ってもらおうと、新年度からおよそ1300万円かけて、かつて修験者が利用した古道を整備し、新たな登山道として復活させることになりました。
まず、市内の御岳町の森林浴広場から山頂に向かうおよそ2.7キロの林道を車が走行できるように整備し、登山客向けの駐車場やトイレなどを設置します。
さらに金峰山の古道整備を求める登山愛好家の団体と甲府市が去年12月に結んだ協定に基づき、ともに事業計画を策定し、随時、整備を進めていき、新たな登山道として復活させるとしています。
甲府市では「江戸時代ににぎわっていた修験道の文化や歴史を感じながら登山を楽しめるルートとして復活させたい」としています。
※内容を一部差し替えました。