博物館館長が登山した際に撮影した山岳写真展 身延町

身延町の湯之奥金山博物館で、館長が登山した際に撮影した写真の作品展が開かれています。

展示されている山岳写真は、湯之奥金山博物館の信藤祐仁館長が考古学や山岳信仰の研究のために登山した時に撮影した34枚です。
このうち甲斐駒ヶ岳で撮影した1枚は摩利支天がまつられている山頂が大勢の登山客で賑わう様子が捉えられています。
また、中白根山で撮影した1枚は、山頂付近で日の出の太陽を背に立った時に、霧や雲に自分の影とその影の周りに虹の輪がかかった「ブロッケン現象」を捉えました。
このほか富士山や山頂に巨石がそびえる鳳凰山、それに愛媛県の紅葉の石鎚山などで撮影したものもあります。
湯之奥金山博物館の信藤館長は「ブロッケン現象を見た時には本当に驚きました。山には自然的な部分だけではなく、人が関わっている文化的な面や信仰の対象になっている面もあり、そんなところを見て頂きたいです」と話していました。
写真展「甲斐の山々」は、身延町の湯之奥金山博物館で今月31日まで開かれています。