地域の森林資源に関心を 製材作業を見学する催し 富士川町

地域の森林資源に関心を持ってもらおうと製材の作業を見学する催しが富士川町で開かれました。

富士川町の環境団体が町内の製材所で開いた催しには町の内外から家族連れなどおよそ20名が参加しました。
参加者たちは最初に町内の山で伐採された太いもので、直径30センチほどの栗の木の丸太を森林組合の職員がチェーンソーで長さ2メートルに切りそろえる作業を見学しました。
このあと、切りそろえられた丸太は製材所の中に運ばれ機械を使って厚さ3センチの板に製材されました。
作業を興味深そうに見ていた参加者は、板を触ったり匂いを嗅いだりしたほか、環境団体のメンバーから年輪や木の節などについて説明を受けていました。
見学した小学生は「迫力があってちょっと怖かったです」とか「すごかった」などと話していました。
また、家族と参加した男性は「木の歴史を学ぶことができてよかったし、子供たちもすごく喜んでくれてうれしかったです」と話していました。
催しを開いた環境団体、エコふじかわは16日の木材を町内で施設で利用することを考えているということで、代表の深澤修さんは「これを機会に地元の木が地元で製品なり、何かに使われるようになっていけばいいと思います」と話していました。