JR小海線 清里駅 来月から無人化に

八ヶ岳周辺の観光の拠点にもなっているJR小海線の清里駅が、利用客数の減少などを受けて来月から無人化されることになりました。

無人化が決まったのは、北杜市高根町清里にあるJR小海線の清里駅です。
JR東日本長野支社によりますと、清里駅は2018年10月に「みどりの窓口」の営業が終了し、その年の12月から業務委託先のグループ会社が駅員を配置してきましたが、今月いっぱいで配置をやめ、無人化するということです。
清里駅の乗車人数は10年前の2013年度には一日平均で234人でしたが、2019年度に175人、2022年度には112人まで減少していて、JR東日本は「利用状況などを総合的に勘案して無人化を決めた」としています。
無人化のあとも普通列車の券売機は利用できるものの、今月26日以降、指定席券売機やトイレ、それにコインロッカーが利用できなくなります。
清里駅の無人化で、山梨県内にある小海線の4つの駅のうち、駅員が配置されるのは中央本線と接続する小淵沢駅のみとなり、地元の北杜市の担当者は、「市民や利用者に影響が出ないよう、JRと協議していきたい」と話しています。