県立盲学校に動物の模型 子どもたちが手で触り体の形感じる

県立盲学校に動物の模型が贈られ、子どもたちは点字で動物の名前を確認したり、模型を手で触ったりして動物の体の形を感じていました。

動物の模型は埼玉県の田中博さんから贈られ、13日は甲府市の県立盲学校でライオンや象、それにペンギンなどあわせて37体の模型のお披露目会が開かれました。
はじめに寄贈した田中さんがあいさつし、近所に住む80代の目の不自由な男性から「犬がどういうものか分からない」と聞いたことをきっかけに、動物の模型を盲学校に贈り始めたことを説明したあと、子どもたちに「点字で名前を確認して、動物の模型の手や足を触って、体の形を確認してみてください」と呼びかけました。
そのあと幼稚部から高等部までの子どもたち19人が、学校の2階に設けられた展示スペースで、点字で名前を確認しながら、実際に触れて動物の体の形を感じていました。
小学部3年生の女子児童は「熊とかライオンが大きくて怖かったです」と話していました。
小学部5年生の男子児童は「前に姉が犬を飼っていて、毛の質感が本物とそっくりでびっくりしました」と話していました。
動物の模型は、校内に常設で展示されることになっていて、子どもたちは今後、展示スペースの名前を決めるということです。