富士急ハイランドの「ド・ドドンパ」営業終了へ 事故が多発

富士吉田市の遊園地「富士急ハイランド」のジェットコースター「ド・ドドンパ」の利用客が骨折するなどの事故が相次いだ問題をめぐり、遊園地は危険性を完全に排除することができないとして、「ド・ドドンパ」の営業を終えることを発表しました。

富士急ハイランドのジェットコースター「ド・ドドンパ」をめぐっては、2017年以降、走行中に逆走するトラブルが3回発生したほか、2020年から2021年にかけて利用客12人が首を骨折するなどの事故が発生し、国の事故調査部会による調査が行われています。
この調査の一環で遊園地はジェットコースターの製造メーカーと、事故の原因究明や再発防止策の検討を進めていましたが、逆走や事故について原因が分からず、再発防止策を立てることが難しいとして、13日、「ド・ドドンパ」の営業を終了することを明らかにしました。
「ド・ドドンパ」は事故を受け、3年前の8月12日から営業を中止していました。
富士急ハイランドは、「負傷されたお客さまには心よりお見舞い申し上げます。引き続きすべてのお客さまの安全・安心を第一に営業してまいります」とコメントしています。