山梨 丹波山村で村民の足となる電動車の導入に向けた試験運行

人口に占める高齢者の割合が高い丹波山村で、村民の足となる電動車の導入に向けて試験運行が始まりました。

人口に占める65歳以上の高齢者の割合が44%を超えている丹波山村は、高齢者などいわゆる交通弱者の移動を支援しようと一般の道路を走ることができる電動車の導入を計画しています。
電動車はゴルフカートの形の7人乗りで営利目的でなければ普通自動車免許で運転できるということです。
11日は地域おこし協力隊員や村の関係者9人が参加して運転担当者向けの講習が行われ、メーカーの担当者から電動車の特徴や安全確認の方法などの説明を受けたあと、実際に役場周辺を運転しました。
村は12日から今月21日まで住民を対象に試験運行を行い、利用希望に関するアンケート調査を行ったうえで、新年度から計画している本格導入に向けて運行方法などを検討することにしています。
参加した地域おこし協力隊員は、「音が静かなので耳が遠い高齢者の方も会話を楽しめそうです」と話していました。
丹波山村地方創生推進室の矢嶋澄香主事は、「試乗会のアンケートでどこに行く時に使いたいとか、どの道を通ってほしいかなどを聞きながら、コースの設定をしていきたいと思います」と話していました。