富士山周辺自転車一周ルート 山梨・静岡 公式ロゴマーク決定

富士山周辺を自転車で一周するルートをPRしようと、山梨県と静岡県はルートの公式ロゴマークを決定しました。

山梨県と静岡県は富士山周辺で自転車を活用した観光を推進しようと、去年の8月から「フジイチ」と呼ばれる富士山を一周するルートの選定や整備計画の策定を進めています。
こうしたなか、山梨県と静岡県はルートのPRに向けて公式ロゴマークを公募し、応募があった350点の中から埼玉県の野本貴哉さんが制作したマークに決定しました。
ロゴマークには、自転車のイラストや一筆書きで描かれた富士山とサイクリングルートが富士山をイメージした水色でデザインされています。
山梨県によりますと、このロゴマークは、富士山とサイクリングルートとの一体感を感じさせることなどが評価されたということです。
山梨県と静岡県は今月末までにルートを決定したうえで、自転車の通行位置を示す路面表示の整備や、レンタサイクルや着替え場所などを備えた「ゲートウェイ」の設置などといった沿道の環境づくりを進め、国が定める「ナショナルサイクルルート」への指定を目指すことにしています。
山梨県道路整備課の西野康範副主幹は「ロゴマークが決まり、ようやく『フジイチ』をPRすることができると考えている。今後は官民が協力してサイクリストが気持ちよく利用できる環境を整備していきたい」と話していました。