県内の青少年 ネットの時間倍増や「SNS疲れ」も 県の調査

県が5年に1度行っている青少年を対象にした意識や行動に関する調査で、インターネットへのアクセス時間が前回の調査に比べて倍増したり、SNS疲れを感じたりしている現状が浮き彫りになりました。

県は5年に1度、12歳から30歳の青少年3000人を対象に家庭や仕事、インターネットの利用など、17の項目を調査していて、今回は1831人から回答を得ました。
このなかで「1日にどのくらいインターネットにアクセスするか」という質問に対しては、前回の調査で最も多かった回答は「2時間以上、3時間未満」でおよそ34パーセントでしたが、今回、最も多かったのは「3時間以上」で35パーセントとなり、前回の15.6パーセントから2倍以上に増えました。
また「SNS疲れを感じることがあるか」という質問に対して、全体の4分の1に当たる24.6パーセントが、「よくある」「時々ある」と答えています。
その理由としては「無意識に長時間見てしまうから」が57パーセント、「気を遣いすぎてしまうから」が31.8パーセント、「他人と比較して劣等感を抱くから」が31.6パーセントなどとなっていて、青少年のインターネットの利用時間が増えているなか、SNS疲れを感じている現状が浮き彫りになりました。
県生涯学習課は「とくに影響が大きいとみられる教育現場や家庭での安全で適切な利用法について、セミナーを開催するなどしていっそう働きかけていく必要がある」としています。